小難(読み)ショウナン

デジタル大辞泉 「小難」の意味・読み・例文・類語

しょう‐なん〔セウ‐〕【小難】

ちょっとした災難。⇔大難
ちょっとした欠点商品などについていう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小難」の意味・読み・例文・類語

こ‐むずかし・い ‥むづかしい【小難】

〘形口〙 こむづかし 〘形シク〙 (「こむつかしい」とも。「こ」は接頭語) ちょっとむずかしい。なんとなく煩わしい。
※京大二十冊本毛詩抄(1535頃)一五「こむつかしい事を云るる程に出仕せまいと云ぞ」
社会百面相(1902)〈内田魯庵〉老作者「小難(コムヅ)かしい理窟は」
こむずかし‐げ
〘形動〙
こむずかし‐さ
〘名〙

しょう‐なん セウ‥【小難】

〘名〙 ちょっとした災難、難儀。〔羅葡日辞書(1595)〕
仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)一「をよそ一代のうちに大難にあふ事四十八度、小難はかずをしらず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android