尾末神社(読み)おずえじんじや

日本歴史地名大系 「尾末神社」の解説

尾末神社
おずえじんじや

[現在地名]門川町門川尾末

五十鈴いすず川河口の一小島である浮島にある。祭神は菅原道真など七神。旧村社。もとは浮島うきしま天神と称していた(日向地誌)。長治元年(一一〇四)に京都から当地へ移り住んだ黒木主計頭重義がその守護神京都北野社の分霊を勧請したという。底筒男命・中筒男命・上筒男命の住吉三神は創建時に境内に祀ったと伝えられる。明治五年(一八七二)軻遇突智命の荒神社、事代主神の蛭子えびす神社、綿津見神の綿津見わたつみ神社を合祀し、尾末神社と改称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android