居取(読み)いどる

精選版 日本国語大辞典 「居取」の意味・読み・例文・類語

い‐ど・る ゐ‥【居取】

〘自ラ四〙 席を占める。すわっている。
日葡辞書(1603‐04)「ユルリト idoru(イドル)

い‐どり ゐ‥【居取】

〘名〙 柔道の極(きめ)の形の一つ。身をまもるためのもので、対座した相手両手をとったり、逆手をとったりする。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の居取の言及

【柔道】より

…(3)極の形 真剣勝負の形として作られ,技として投げ技,固め技,当身技が含まれる。居取(いどり)(両手取,突掛,摺上(すりあげ),横打,後取,突込,切込,横突)と立合(たちあい)(両手取,袖取,突掛,突上,摺上,横打,蹴上(けあげ),後取,突込,切込,抜掛,切下)の20本からなっている。(4)柔の形 柔の理にもとづく合理的な力の用法を,緩やかな動作で練習するように作られており,特別な服装も場所もいらず,老若男女の別なくだれにでもできる形であり,第一教(突出,肩押,両手取,肩廻,腮押(あごおし)),第二教(切下,両肩押,斜打,片手取,片手挙),第三教(帯取,胸押,突上,打下,両眼突)の15本からなる。…

※「居取」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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