デジタル大辞泉
「屋敷町」の意味・読み・例文・類語
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やしき‐まち【屋敷町】
〘名〙
①
屋敷のたち並んでいる
町筋。武家屋敷の多い町。屋形町。
※春迺屋漫筆(1891)〈
坪内逍遙〉壱円紙幣の履歴ばなし「此あたりは総て新しく開けたる屋敷町
(ヤシキマチ)にや」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
屋敷町
やしきまち
[現在地名]烏山町中央一―三丁目・城山
烏山城郭内の武家屋敷地の呼称。御城内ともよばれ(那須郡誌)、城山の東麓から南麓一帯に位置する三の丸も含む地域で、城下町人町とは竹矢来で区切られていた。東は赤坂町・仲町、南は元町・田町。延宝年間(一六七三―八一)藩主板倉重種による城下区画整理で、城内にあった天性寺・泉渓寺を城郭外の現在地に移し、能泉寺も移動させて跡地を侍屋敷としたため、当町一帯は家臣の屋敷が整然と立並ぶこととなった(烏山町史)。
屋敷町
やしきまち
[現在地名]会津若松市宮町
南横町の北に並び、長さ一町五五間余・幅三間、家数二六(新編会津風土記)。寛文六年(一六六六)の「会陽町街改基・惣町」に、「昔氏郷ノ母公屋敷ヲ此所ニ構フ、故ニ屋敷町ト名ク」と記される。寛永年間(一六二四―四四)頃まで士屋敷があったが、諸民の町に改めた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報