屋町通(読み)さやまちどおり

日本歴史地名大系 「屋町通」の解説

屋町通
さやまちどおり

現在は鞘町さやまち通。五条通より七条通に通ずる南北路。鴨川より東へ二筋目にあたる。沿道に鞘町一丁目(旧中町一町目)・大阪(坂)町・豊浦とようら町・正面しようめん町・上堀詰かみほりつめ町・下堀詰町の六町があり、上・下堀詰町を除く諸町は江戸時代、下京巽組新シ町大仏組に属した。

地誌では寛文五年(一六六五)刊「京雀」に「五条はし通東へ二筋め 五条ばし通さがる 中の町一町め 大坂町 という町 正めん町 此南の横行あたりを亦正面町といふ。大仏正面の町といふ也」とみえ、延宝六年(一六七八)刊「京雀跡追」に「今は下七条通まて町すぢあり。新やしきなり」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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