屍山血河(読み)シザンケツガ

デジタル大辞泉 「屍山血河」の意味・読み・例文・類語

しざん‐けつが【×屍山血河】

死体が山のように積み重なり、多くの血が川のように流れること。激しい戦闘のあったあとのようすをいう語。

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精選版 日本国語大辞典 「屍山血河」の意味・読み・例文・類語

しざん‐けつが【屍山血河】

  1. 〘 名詞 〙 死体が山のように積み重なり、血が流れて川となること。激しい戦闘があったことをいう語。
    1. [初出の実例]「屍山血河(シザンケツガ)のすえ陥落させることができた」(出典:殉死(1967)〈司馬遼太郎〉腹を切ること)

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四字熟語を知る辞典 「屍山血河」の解説

屍山血河

死体が山のように積み重なり、血が流れて川となること。激しい戦闘があったことをいう語。

[使用例] ついに屍山血河のすえ陥落させることができたのは、希典の力というよりもこの広場で拝跪しているこの群衆であるであろう[司馬遼太郎*殉死|1967]

[使用例] その薬品に荒れた、樺いろがかった舌の色を見ると、彼の観念上の屍山血河が如実に浮かんできた[三島由紀夫*暁の寺|1968~70]

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