屑屑(読み)セツセツ

デジタル大辞泉 「屑屑」の意味・読み・例文・類語

せつ‐せつ【××屑】

[ト・タル][文][形動タリ]
こせこせと小さな事にこだわるさま。「屑屑たる小人物
せわしく働くさま。「屑屑として励む」
雨などが細かく降るさま。「屑屑として梢を濡らす」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「屑屑」の意味・読み・例文・類語

せつ‐せつ【屑屑】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. こせこせするさま。小事にこだわるさま。
    1. [初出の実例]「屑屑目前之務者、未以与久遠之謀也」(出典:徂徠集(1735‐40)一三)
    2. 「少事に屑々(セツセツ)たらざる性(たち)だから」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉中)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐昭公五年〕
  3. せわしく立ち働くさま。〔後漢書‐崔駰伝〕
  4. 雨などのこまかく降るさま。〔江淹‐水上神女賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android