デジタル大辞泉 「屯する」の意味・読み・例文・類語 とん・する【屯する】 [動サ変][文]とん・す[サ変]1 集まる。たむろする。「セーベ国都、回復の吉報を、得たりしかば、今境上に―・せり」〈竜渓・経国美談〉2 守るために集める。集めとどめる。「辺疆に―・するところの者は皆」〈中勘助・鳥の物語〉 たむろ・する【▽屯する】 [動サ変][文]たむろ・す[サ変]1 一つ所に大ぜいの人が集まる。「盛り場に―・する若者」2 兵隊が群れ集まる。「兵は宮殿外東西にはなれて―・した」〈中勘助・鳥の物語〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「屯する」の意味・読み・例文・類語 たむろ【屯】 する 兵士、また、一定の職にある者たち、ある仲間などが群れ集まる。[初出の実例]「東西に陣を張り、南北に旅を屯(タムロ)す」(出典:太平記(14C後)一五)「われは且くこの処に屯(タムロ)して、査国吉が音耗(おとづれ)を待なん」(出典:読本・椿説弓張月(1807‐11)続) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例