山下弘文(読み)ヤマシタ ヒロフミ

20世紀日本人名事典 「山下弘文」の解説

山下 弘文
ヤマシタ ヒロフミ

昭和・平成期の自然保護運動家 エコロジカル・プランニング研究所代表;日本湿地ネットワーク代表;諫早干潟緊急救済本部代表。



生年
昭和9(1934)年

没年
平成12(2000)年7月21日

出生地
長崎県長崎市

学歴〔年〕
高知大学文理学部理学科生物専攻(魚類学)卒

主な受賞名〔年〕
毎日新聞社賞(第1回・平2年度)「長寿社会を考える」感想文,ゴールドマン環境賞〔平成10年〕

経歴
佐賀県水産試験場有明分場、長崎県水族館を経て、昭和47年諫早湾の干拓に反対し、48年諫早湾の自然を守る会を結成。同年諫早地区労事務局長、のち全国自然保護連合理事。その後、エコロジカル・プランニング研究所代表。平成2年から日本湿地ネットワーク(JAWAN)代表。諫早湾干潟研究会に所属し、6〜7年干潟生物の生息調査を行う。諫早干潟緊急救済本部代表も務めた。著書に「干潟を守る―有明海・諫早湾」「ルポ エネルギー備蓄」「だれが干潟を守ったか」「ガス爆発―静岡駅前大惨事の真相」「豊かな海と野生シカの島」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山下弘文」の解説

山下弘文 やました-ひろふみ

1934-2000 昭和後期-平成時代の自然保護運動家。
昭和9年2月19日生まれ。佐賀県水産試験場有明海分場,長崎水族館勤務をへて,昭和48年長崎県諫早(いさはや)地区労事務局長。平成元年エコロジカル・プランニング研究所代表,3年日本湿地ネットワーク(JAWAN)代表。諫早干潟緊急救済本部代表もつとめた。10年ゴールドマン環境賞。平成12年7月21日死去。66歳。長崎県出身。高知大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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