山中湖(村)(読み)やまなかこ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「山中湖(村)」の意味・わかりやすい解説

山中湖(村)
やまなかこ

山梨県南東部、南都留郡(みなみつるぐん)にある富士五湖東端、山中湖畔の村。国道138号、413号が通じ、東富士五湖道路の山中湖インターチェンジがある。以前は中野村と称していたが、1965年(昭和40)に現称に改め、観光立村を村是としている。標高1000メートルに近い高冷地で、観光地としての始まりは1925年(大正14)湖の南東岸旭日ヶ丘(あさひがおか)(1932年徳富蘇峰(そほう)の命名)地区に別荘が建てられてからである。就業人口の90%近くが旅館民宿、貸寮などの観光業に従事しており、かつての耕地テニスコートなどのスポーツ施設にかわり、8月には常住人口の10倍以上の人々であふれる。面積53.05平方キロメートル、人口5179(2020)。

横田忠夫

『『山中湖村史』全3巻(1977~1979・山中湖村)』


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