山久世村(読み)やまくせむら

日本歴史地名大系 「山久世村」の解説

山久世村
やまくせむら

[現在地名]勝山町山久世

旭川東岸の支流至孝しこう川・寺谷てらだに川・下谷しもだに川の河口にできた谷間の小盆地を占める。大庭おおば郡に属する。東は山を隔てて樫村西谷かしむらにしだに(現久世町)、旭川対岸は柴原しばら村・真賀まが村・見尾みお村。「作陽誌」に久世原方くせはらかた(現久世町)から幾呂遠きろお峠を越えて当村に至るとある。「作州記」は小字として為氏・岩戸・戸尻・門前・高原谷・更仁氏・尾原・伴原を記す。正保郷帳に村名がみえ、田高八五石・畑高一二三石余。元禄一〇年(一六九七)美作国郡村高辻帳では村位は下、改出高八〇石余・開高三八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android