山口辰之介(読み)やまぐち たつのすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山口辰之介」の解説

山口辰之介 やまぐち-たつのすけ

1832-1860 幕末武士
天保(てんぽう)3年生まれ。常陸(ひたち)水戸藩士。勅書返納阻止のため長岡駅にあつまったひとり。安政7年3月3日桜田門外に大老井伊直弼(なおすけ)を襲撃,重傷を負って自刃(じじん)した。29歳。名は正。
格言など】吹く風に此のむら雲を払はせてさやけき月をいつか見ましや(井伊襲撃の出発に際して)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android