山本時男(読み)ヤマモト トキオ

20世紀日本人名事典 「山本時男」の解説

山本 時男
ヤマモト トキオ

昭和期の発生学者 名城大学教授。



生年
明治39(1906)年2月16日

没年
昭和52(1977)年8月5日

出生地
秋田県二ツ井町

学歴〔年〕
東京帝国大学理学部動物学科〔昭和4年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和11年〕

主な受賞名〔年〕
日本動物学会賞〔昭和25年〕,日本遺伝学会賞〔昭和32年〕,東レ科学技術賞〔昭和38年〕,日本学士院賞(昭和51年度)「魚類性分化の遺伝学的・発生生理学的研究」

経歴
名古屋大学教授、ニューヨーク州立大学客員教授、名城大学教授を歴任。魚卵発生生理における等調液受精法の創始、受精波説提唱等成果のほか、メダカ・キンギョの性ホルモンによる雌雄性の相互転換に世界で初めて成功。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山本時男」の解説

山本時男 やまもと-ときお

1906-1977 昭和時代の発生生物学者。
明治39年2月16日生まれ。昭和18年名古屋帝大教授となる。魚類の発生生理を研究し,受精波説を提唱。また性ホルモンによるメダカの性転換実験に世界ではじめて成功した。51年学士院賞。昭和52年8月5日死去。71歳。秋田県出身。東京帝大卒。著作に「魚類の発生生理」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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