山村らく(初代)(読み)やまむら・らく

朝日日本歴史人物事典 「山村らく(初代)」の解説

山村らく(初代)

没年:大正5.8.25(1916)
生年天保6(1835)
女性劇場振付師。上方山村流屈指の名師匠。歌舞伎役者市川(本姓久保田)鰕十郎の妻。通称鰕らく。明治初期の大阪において,山村れんと共に活躍した。谷崎潤一郎贔屓にした鰕らくは2代目で,初代の孫。<参考文献>小寺融吉「山村流の系譜」(『上方』98号)

(丸茂祐佳)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山村らく(初代)」の解説

山村らく(初代) やまむら-らく

1835-1916 明治-大正時代の日本舞踊家。
天保(てんぽう)6年生まれ。上方舞山村流。劇場振付師としても活躍した。5代市川鰕十郎(えびじゅうろう)の妻で,鰕らくとよばれた。大正5年8月25日死去。82歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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