山村山碩(読み)やまむらさんせき

世界大百科事典(旧版)内の山村山碩の言及

【未生流】より

…いけばな流派の一つ。江戸時代文化年間(1804‐18)に未生斎一甫(みしようさいいつぽ)(1761‐1824)によって創流された。一甫は幕臣山村家の生れ。名は不詳だが山碩(さんせき)と号した。江戸で遠州流を学んだというがその系譜は明らかではない。また古流なども学んだようだが,のち諸国を遍歴,40歳台に但馬国の上田家に滞留し,その間に未生流を創流したといわれる。一甫は当時一般に天地人の三つの役枝によって構成していたいけばなの花形を,〈天円地方説〉にもとづいた鱗形(うろこがた)という三角形の中に収めることを考案してより合理的な理念を与えた。…

※「山村山碩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android