山漆(読み)ヤマウルシ

デジタル大辞泉 「山漆」の意味・読み・例文・類語

やま‐うるし【山漆】

ウルシ科の落葉小高木。山地に生え、ウルシより小形。葉は卵形小葉からなる羽状複葉で、枝先に集まって互生し、秋に紅葉する。雌雄異株。6月ごろ、黄緑色小花が円錐状につく。実はやや丸く、黄褐色の毛が密生

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精選版 日本国語大辞典 「山漆」の意味・読み・例文・類語

やま‐うるし【山漆】

〘名〙
① ウルシ科の落葉小高木。各地の山地に生える。高さ約三メートル。葉は枝先に集まり傘状に開く。奇数羽状複葉で一三~一七個の小葉に分かれ、小葉は楕円形で長さ五~一〇センチメートル。雌雄異株。夏、葉腋に多数の黄緑色の小さな五弁花を密集した円錐花房を出す。果実は径八ミリメートルぐらいの核果で、扁球形で粗毛を密生する。漆液を出すが少量で利用されない。やまはぜ。はぜのき。《季・夏》 〔多識編(1631)〕
植物つたうるし(蔦漆)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「山漆」の解説

山漆 (ヤマウルシ)

学名Rhus trichocarpa
植物。ウルシ科の落葉小高木,薬用植物

山漆 (ヤマウルシ)

植物。ウルシ科の落葉木質つる植物,園芸植物,薬用植物。ツタウルシ別称

山漆 (サンシチ)

植物。キク科の多年草,園芸植物,薬用植物。サンシチソウの別称

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