山田 猪三郎(読み)ヤマダ イサブロウ

20世紀日本人名事典 「山田 猪三郎」の解説

山田 猪三郎
ヤマダ イサブロウ

明治期の飛行船発明家



生年
元治1年(1864年)

没年
大正2(1913)年4月8日

出生地
紀伊国和歌山(和歌山県和歌山市)

経歴
明治33年軽気球を発明し、“日本気球”と称す。36年東京・高輪陸軍と協力して繫留気球を開発、この気球は日露戦争でも利用され重要な戦果を収めた。さらに気球に発動機を付し航空を試み成功した。38年東京・大崎に気球製作所を設立、“日本式気囊”を製作し特許を得た。以後、陸軍使用の飛行船を数多く手がけ、45年には東京湾上での飛行に成功した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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