山田[市](読み)やまだ

百科事典マイペディア 「山田[市]」の意味・わかりやすい解説

山田[市]【やまだ】

福岡県中部の旧市。1954年市制。遠賀川上流部のゆるやかな丘陵地を占める。中心市街は上山田,下山田の2地区に分かれ,筑豊炭田南端の炭鉱町として発達,1900年山田線の開通により飛躍的に発展したが,1950年代末からの合理化により炭鉱閉山が相次ぎ,人口も急減し,1995年現在の人口は最盛期の3分の1にも満たない。炭鉱閉山後は果樹園化や工場誘致が進められ,近年はブドウ・プラム栽培やゴム工業,窯業などが行われる。1988年上山田線は廃止された。2006年3月,嘉穂郡稲築町,碓井町,嘉穂町と合併し市制,嘉麻市となる。22.05km2。1万1784人(2003)。

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