山角村(読み)やまかどむら

日本歴史地名大系 「山角村」の解説

山角村
やまかどむら

[現在地名]加古川市平荘町山角へいそうちようやまかど平荘町新中山へいそうちようしんなかやま

なか村の北に位置する。有馬ありま(現神戸市北区)から姫路へ至る道が東西に貫通する。慶長国絵図には山門やまかど村とみえ、南東谷口たにぐちを記すが、これはのちに当村内に含まれたと思われる。正保郷帳によると田方二六八石余・畑方一〇七石余、ほかに若一王子わかいちおうじ権現(現平之荘神社)領高一三石余。寛保二年(一七四二)の村明細帳(平之荘神社文書)では田一二町五反余・分米二四五石余、畑四町余・分米四八石余、ほかに谷口田畑六町二反余・分米九四石余、新田畑三町七反余・分米二一石余、小物成は犬米・草藁銀・請林運上銀・柿渋産物木綿、郷蔵一、家数六七・人数三三四、藁屋根葺一、牛一五、池四、五所林山運上銀三匁五分、報恩ほうおん寺・若一王子権現宮・大歳おおとし神・大将宮・愛宕宮・弁才天がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android