岩出市(読み)イワデシ

デジタル大辞泉 「岩出市」の意味・読み・例文・類語

いわで‐し〔いはで‐〕【岩出市】

岩出

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「岩出市」の意味・わかりやすい解説

岩出〔市〕
いわで

和歌山県北西部,和泉山脈南斜面から紀ノ川北岸の複合扇状地を占める市。北は大阪府に接する。1908年町制。1956年山崎村,根来村,上岩出村,小倉村の一部と合体。2006年市制。北岸にある中心集落の岩出は,南岸の船戸とともに旧大和街道(国道24号線)の渡津集落で,紀ノ川舟運の船着場として栄えた。和歌山平野の中の那賀郡平野に位置し,農業集落が密に分布して県下有数の穀倉地帯を形成している。花卉や柑橘類の栽培も行なわれる。和泉山脈南麓にある根来寺境内は国指定史跡)は新義真言宗の大本山で,戦国時代多数の僧兵を擁したが,天正13(1585)年豊臣秀吉の根来攻めにより破壊され,わずかに大師堂(国の重要文化財)と多宝塔(国宝),庭園(国の名勝)が残るのみとなった。東部には西国分塔跡(国の史跡)がある。紀ノ川の岩出統合井堰は,1953年大水害の復旧工事の際つくられた。南部を JR和歌山線,国道24号線和歌山バイパスが通じる。面積 38.51km2。人口 5万3967(2020)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本歴史地名大系 「岩出市」の解説

岩出市
いわでし

2006年4月1日:那賀郡岩出町が市制施行
【岩出町】和歌山県:那賀郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android