岩千鳥(読み)イワチドリ

デジタル大辞泉 「岩千鳥」の意味・読み・例文・類語

いわ‐ちどり〔いは‐〕【岩千鳥】

ラン科多年草。本州中部以西の沢ぞいの岩壁に生え、高さ8~15センチ。細い茎から長楕円形の葉を1枚出す。初夏基部紅色の点をもつ淡紫色または白色の花を数個開く。

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精選版 日本国語大辞典 「岩千鳥」の意味・読み・例文・類語

いわ‐ちどり いは‥【岩千鳥】

〘名〙
未詳チドリ一種か。また、岩場に集まって鳴いている千鳥の意か。
※兼輔集(933頃)「いわちどりあやなかるねは何ゆゑになかすの浜の鳴かずもあらなん」
② ラン科の多年草。本州中部山地で日陰の岩壁に生え、観賞用として栽培もされる。高さ八~一五センチメートル。茎は細く、直立する。葉は長さ三~七センチメートルの楕円形で、両端はとがり、下部は茎をつつむ。初夏、茎頂に直径一〇~一五ミリメートルの淡紅紫色の花を数個つける。やちよ。きみがよ。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「岩千鳥」の解説

岩千鳥 (イワチドリ)

学名Amitostigma keiskei
植物。ラン科の多年草,園芸植物

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