岩城町(読み)いわきまち

日本歴史地名大系 「岩城町」の解説

岩城町
いわきまち

面積:一〇七・九八平方キロ

由利郡最北部に位置し、北は秋田市、東は河辺郡雄和ゆうわ町と大内町、南は本荘市と接し、西は日本海。

出羽山地の西斜面にあたり、大平薬師たいへいやくし(四二四・一メートル)駒鳴こまなかせ(三四五・六メートル)を結ぶ脊梁の西斜面の水を集め、勝手かつて川・きみ川・ころも川・福俣ふくのまた川・くろ川などが西流、日本海に注ぐ。各河川の流路に沿って細長い低地があり、主たる耕地をなす。山地は海岸近くまで迫り、海岸平野は発達せず、出入りの少ない単調な海岸線が続く。道川みちかわ海岸はその南のまつさき海岸とともに海食が進み、かつての集落で水没したものもあるという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android