岩塚宿(読み)いわつかしゆく

日本歴史地名大系 「岩塚宿」の解説

岩塚宿
いわつかしゆく

[現在地名]中村区岩塚町

佐屋路の最初の宿場で、岩塚村南部に広がる集落のほぼ中央にある。ここより庄内川を船で対岸万場まんば(現中川区)に渡る。慶長一三年(一六〇八)万場村船頭に対して船頭給の宛行状が出されているところから、すでに幕府の認める通行地とはなっていたが、寛永一一年(一六三四)佐屋路が開かれ、当初は万場宿のみで、二年後に村民を移住させて町並をつくり岩塚宿が置かれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android