岩崎遺跡(読み)いわさきいせき

精選版 日本国語大辞典 「岩崎遺跡」の意味・読み・例文・類語

いわさき‐いせき いはさきヰセキ【岩崎遺跡】

鹿児島県肝属(きもつき)郡錦江町麓岩崎にある縄文中・後期の遺跡

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本歴史地名大系 「岩崎遺跡」の解説

岩崎遺跡
いわさきいせき

[現在地名]田代町麓 岩崎

ふもと川流域の小盆地、標高二四〇メートルに位置する縄文時代中期の遺跡。岩崎式土器の標式遺跡。昭和二五年(一九五〇)に発掘調査が行われた。土器は貝殻の縁で器面調整した深鉢形で、出土した層位の上下で二式に分けられる。これらは阿高式土器に後続するものと考えられており、岩崎上層式土器は大隅半島と薩摩半島東側に主としてみられ、西九州に多くみられる南福寺式土器・出水式土器と対峙した分布を示している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android