岩組(読み)イワグミ

デジタル大辞泉 「岩組」の意味・読み・例文・類語

いわ‐ぐみ〔いは‐〕【岩組(み)】

庭園などの岩石配置。また、その岩石。石組み
芝居舞台などで用いる、張り子の岩。
岩石が重なり、入り組んでいる所。
「谷の―つづら折り」〈浄・傾城酒呑童子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「岩組」の意味・読み・例文・類語

いわ‐ぐみ いは‥【岩組】

〘名〙
① 自然の岩の積み重なり。また、庭園などの岩石の組み合わせ。また、その岩。
※巨海代抄(1586‐99)下「危曾と云はあの築破や士峯などの様にとつと聳ゑた岩ぐみの事だ」
歌舞伎大道具の一つ。張り子で組みこしらえた岩。
※歌舞伎・貞操花鳥羽恋塚(1809)後の四立「本舞台、三間の間、うしろ黒幕、板松の並木。舞台先に岩組(イハグ)み、崖の心」
植物いわひば(岩檜葉)」の古名。〔本草和名(918頃)〕
④ 植物「ひとつば(一葉)」の古名。〔二十巻本和名抄(934頃)〕
⑤ 植物「こけもも(苔桃)」の異名

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動植物名よみかた辞典 普及版 「岩組」の解説

岩組 (イワグミ)

植物。ツツジ科の常緑小低木,高山植物,園芸植物,薬用植物コケモモ別称

岩組 (イワクミ)

植物。岩檜葉の古名,一葉の別称

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