岸 喜二雄(読み)キシ キジオ

20世紀日本人名事典 「岸 喜二雄」の解説

岸 喜二雄
キシ キジオ

大正・昭和期の大蔵官僚、銀行家 元・日本興業銀行総裁;元・大蔵省神戸税関長。



生年
明治29(1896)年12月17日

没年
昭和35(1960)年3月1日

出生地
愛媛県松山市

学歴〔年〕
東京帝大政治学科〔大正10年〕卒

経歴
大蔵省に入り銀行局検査課長、日銀監理官、横浜正金監理官から神戸税関長となり昭和17年退官した。その後全国金融統制会理事から21年日本興業銀行理事、22年第11代総裁となった。24年辞任、東京銀行協会会長、日銀政策委員会委員、帝都高速度交通営団管理委員会委員、東京商工会議所副会頭、経団連常任理事、中央建設業審議会会長となり、富士重工業会長も務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岸 喜二雄」の解説

岸喜二雄 きし-きじお

1896-1960 大正-昭和時代の官僚,経営者
明治29年12月17日生まれ。大蔵省銀行局の各課長を歴任し,昭和17年神戸税関長を最後に退官。戦後,日本興業銀行総裁,日本銀行政策委員,富士重工業会長などをつとめた。正岡子規従弟(いとこ)。昭和35年3月1日死去。63歳。愛媛県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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