岸上 克己(読み)キシガミ カツミ

20世紀日本人名事典 「岸上 克己」の解説

岸上 克己
キシガミ カツミ

明治〜昭和期の社会運動家 浦和町(埼玉県)名誉助役。



生年
明治6年11月28日(1873年)

没年
昭和37(1962)年6月21日

出生地
栃木県宇都宮市

別名
筆名=香摘

経歴
明治30年活版工の懇話会創立に参加するが、32年活版工組合が解消し、誠友会に参加。「労働世界」に寄稿し、36年毎日新聞に入社。そのかたわら「平民新聞」「光」などに寄稿する。39年以降「埼玉毎日」「埼玉日日」などの主筆をつとめ、大正14年浦和町議となり、15年名誉助役となる。戦後も浦和市選挙管理委員などを歴任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岸上 克己」の解説

岸上克己 きしがみ-かつみ

1873-1962 明治-昭和時代の新聞記者,政治家
明治6年11月28日生まれ。36年幸徳秋水の紹介で「大阪毎日新聞」の記者となり,社会・労働問題を担当した。39年から埼玉県浦和で「埼玉毎日」「埼玉日日」などの主筆をつとめた。大正14年浦和町会議員。昭和37年6月21日死去。88歳。栃木県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android