岸本景春(読み)キシモト ケイシュン

20世紀日本人名事典 「岸本景春」の解説

岸本 景春
キシモト ケイシュン

昭和期の染織作家



生年
明治21(1888)年11月5日

没年
昭和50(1975)年3月29日

出生地
京都西陣

本名
岸本 彦太郎

主な受賞名〔年〕
日本芸術院賞〔昭和34年〕

経歴
漆芸家の神坂雪佳師事、昭和2年京都装飾芸術協会を創立した。絵画から図案に転じ、5年第11回帝展刺繡が初入選、第13回帝展で特選、帝展、新文展、日展などに出品を続けた。34年日本芸術院賞を受賞した。染物の補助手法であった刺繡を独立した一つの芸術にまで高めた染織作家。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岸本景春」の解説

岸本景春 きしもと-けいしゅん

1888-1975 昭和時代の刺繍(ししゅう)作家。
明治21年11月5日生まれ。京都の工芸図案家神坂雪佳(かみさか-せつか)に師事。染め物の補助手法とされていた刺繍をひとつの芸術にたかめ,昭和5年第11回帝展に初入選し,第13回帝展で特選となる。35年「湖面の影」で芸術院賞。昭和50年3月29日死去。86歳。京都出身。本名は彦太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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