ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「岸沢式佐(1世)」の意味・わかりやすい解説
岸沢式佐(1世)
きしざわしきさ[いっせい]
[没]天明3(1783)
常磐津節の三味線方,岸沢派の家元。豊後節三味線方右和佐古式部の門弟。明和6 (1769) 年1世常磐津文字太夫の立三味線となり,岸沢式佐から2世岸沢古式部と改名。作曲『善知鳥 (うとう) 』『双面 (ふたおもて) 』など。以後代々常磐津節の立三味線となり,式佐晩年にはたいていは古式部と称する。
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