島本(読み)しまもと

改訂新版 世界大百科事典 「島本」の意味・わかりやすい解説

島本[町] (しまもと)

大阪府北東端,三島郡の町。人口2万8935(2010)。淀川西岸,山崎の地峡部に位置し,東は京都府大山崎町と接する。古くから京都盆地と大阪平野を結ぶ交通の要衝にあり,現在もJR東海道本線,阪急京都線,名神高速道路,国道171号線などが通る。木津川,宇治川,桂川が合流して淀川となる地点でもあり,冬季は霧が多く発生する。立地条件をいかして大正末には寿屋(現,サントリー),日紡絹糸(現,ユニチカ)の工場ができ,1960年以降には住友特殊金属,積水化学なども進出して工業生産が伸びている。また大阪市の近郊住宅都市としても発展している。水無瀬(みなせ)神宮楠木正成・正行父子の桜井の別れで有名な桜井駅跡(史)など史跡も多い。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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