崎平村(読み)さきだいらむら

日本歴史地名大系 「崎平村」の解説

崎平村
さきだいらむら

[現在地名]本川根町崎平

千頭せんず村の南、大井川中流右岸、大井川が大きく湾曲する段丘上に位置する。遠江国榛原郡のうち。明応七年(一四九八)七月二八日の今川氏親判物写(諸事控覚帳)に「水川村之内崎半」とあり、崎半を崎平の誤写とする説がある。ただし本文書は検討の余地がある。正保郷帳に村名がみえ田方永四貫文・畑方永二一貫七〇文、幕府領、ほかに八幡領永一貫二〇〇文・静徳庵(現廃寺)領永三二〇文。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android