嵌装舎利厨子(読み)がんそうしゃりずし

世界大百科事典(旧版)内の嵌装舎利厨子の言及

【厨子】より

… 厨子の類で遺品の多いのは,内部に舎利容器を奉安する舎利厨子である。これも古くは宝形造四方吹抜け式の宮殿形につくられたが,鎌倉時代からは扉を具備するのが通例となり,同時代末から室町時代には,舎利信仰(舎利)の隆盛に促され,金銅製舎利容器を内壁に装着した量産式の,嵌装舎利厨子(がんそうしやりずし)を数多く出現させることになる。仏壇【河田 貞】。…

※「嵌装舎利厨子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」