嵯峨の釈迦(読み)サガノシャカ

デジタル大辞泉 「嵯峨の釈迦」の意味・読み・例文・類語

さが‐の‐しゃか【嵯峨の釈迦】

京都市嵯峨にある清涼寺本尊釈迦如来立像のこと。から奝然ちょうねんが持ち帰った、三国伝来と伝える木彫仏。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「嵯峨の釈迦」の意味・読み・例文・類語

さが【嵯峨】 の 釈迦(しゃか)

  1. 京都市嵯峨の清凉寺(せいりょうじ)の本尊、赤栴檀(せんだん)釈迦如来像のこと。平安時代東大寺の僧奝然(ちょうねん)が宋へ行ったとき持ってきたもので、民間に三国伝来の仏像として尊ばれている。
    1. [初出の実例]「げにや嵯峨の釈迦こそ、天竺へ帰り給ふなんずるとて」(出典:康頼宝物集(1179頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android