改訂新版 世界大百科事典 「嶽」の意味・わかりやすい解説 嶽[温泉] (だけ) 青森県の南西部,弘前市の旧岩木町の岩木山南西麓にある温泉。岳とも書く。塩化土類硫化水素泉,40~72℃。古くから近郷の湯治場として利用され,ひなびた温泉の風情を残す。1965年の津軽岩木スカイラインの開通を契機に,岩木高原のハイキングや山菜とりなどで訪れる人も多くなっている。泉源は鳥海山寄りの西麓,湯の沢の沢頭,標高700~800mの地点にあって,ここから引湯している。近くには湯段(ゆだん)温泉や1957年に開発された百沢(ひやくざわ)温泉がある。執筆者:横山 弘 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報