巌石(読み)がんせき

精選版 日本国語大辞典 「巌石」の意味・読み・例文・類語

がん‐せき【岩石・巖石】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「がんぜき」とも )
  2. 大きな石のかたまり。地核をおおっている地殻を構成する物質。一種または数種の鉱物が集合したもの。火成岩堆積岩変成岩に大別される。
    1. [初出の実例]「厳石〈略〉ガムゼキ」(出典:色葉字類抄(1177‐81))
    2. 「或時は峨々たる巖石に駿馬に鞭うって」(出典:平家物語(13C前)一一)
    3. [その他の文献]〔史記‐高祖本紀〕
  3. 干菓子の一種。
    1. [初出の実例]「がん石(ゼキ)なかの月は口へかすがたまってあやまりやす」(出典洒落本吉原楊枝(1788))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「巌石」の読み・字形・画数・意味

【巌石】がんせき

大きな石。〔史記、高祖紀〕(始皇)東して以て之れを厭(えふ)(まじない)す。高ち自ら疑ひ、して(ばうたう)(二山の名)の山澤巖石のに隱る。呂后、~求めて常に之れを得たり。

字通「巌」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android