川併神社(読み)かわいじんじや

日本歴史地名大系 「川併神社」の解説

川併神社
かわいじんじや

[現在地名]久居市元町

もと町集落の北部本町ほんまち通を南へ出はずれる街道沿いにある。祭神は五男三女神ほか三柱で、旧村社。

当社には寛永二年(一六二五)三月二九日を最古として江戸時代の棟札二五枚を伝えるが、その寛永二年のものに「野辺惣社」とあり、久居城下設置以前、野辺のんべ村と称した当時の村内全域の氏神であったことが知られる。また社伝には、このとき山城国宇治木幡うじこはた(現宇治市)より八王子を勧請したと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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