川内原発1号機(読み)せんだいげんぱついちごうき

知恵蔵mini 「川内原発1号機」の解説

川内原発1号機

川内原子力発電所に二つある原子炉の一つ。事業者・九州電力株式会社、所在地・鹿児島県薩摩川内市久見崎町字片平山1765番地3。1号機は「軽水減速・軽水冷却加圧水型」の原子炉で、電気出力は89万キロワット、営業運転開始日は1984年7月4日。2011年3月11日の東日本大震災に伴う福島第1原発の事故後、同年5月に定期検査により停止した。順次他原発も停止していき、13年9月に大飯原発が停止したのを最後に稼働中の日本の原発はゼロとなっていたが、15年8月11日午前、原子力規制委員会の新規制基準制定以来初めて川内原発1号機が再稼働。約1年11カ月ぶりの日本での原発稼働となった。

(2015-8-12)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android