川南谷村(読み)かなんだにむら

日本歴史地名大系 「川南谷村」の解説

川南谷村
かなんだにむら

[現在地名]竹野町川南谷

桑野本くわのもと村の南西、竹野川上流の支流川南谷川の源流域である三川みかわ山地東側の高地に孤立してある。南は山を境に気多けた三原みはら村。河南谷とも記した(出石封内明細帳)。天保七年(一八三六)までの領主変遷宇日うひ村に同じ。以後幕府領幕末に至る。正保(一六四四―四八)頃の国絵図に村名がみえ、高八六石余。元禄九年(一六九六)の但州村々法度五人組帳(冨森家文書)でも同高。元文四年(一七三九)の家数人数其外書上帳(細田家文書)によると家数一五・人数九九、社四、牛一〇。延享二年(一七四五)の人家牛船数書上帳(同文書)では家数一五・人数一〇一、牛一〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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