川向町(読み)かむかいまち

日本歴史地名大系 「川向町」の解説

川向町
かむかいまち

[現在地名]宮津市字川向

白柏しらかせ町の北に続き、すぎすえまでの間。「京極丹後守様御上地町地子並ニ家別」(「宮津事跡記」所引)に、反別一町一反六畝一歩、地子米一三石七斗一升八合三勺、家数一一九軒としている。元禄一六年(一七〇三)城下絵図(前田家本)には、町の長さ南北一三四間一尺、家数一四九軒とする。六幹町の一つで(→宮津城下、同図は猟師町りようしまち(現字漁師の分のみ)杉ノ末小浜こはま散田合わせて三三軒を含めて幹町川向町分としている。

京極高国時代の城下絵図(沼野家蔵)には犬の堂より南の部分をいぬどう町とし、その南かかりに藩の「御舟やしき」があり、道を挟んで両側に某々組を称する家中屋敷を置き、犬の堂町南を杉ノ末町としている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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