川喜田愛郎(読み)カワキタ ヨシオ

20世紀日本人名事典 「川喜田愛郎」の解説

川喜田 愛郎
カワキタ ヨシオ

昭和期の微生物学者,医学史家 千葉大学名誉教授。



生年
明治42(1909)年1月29日

没年
平成8(1996)年12月6日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝国大学医学部〔昭和7年〕卒

学位〔年〕
医学博士(東京大学)〔昭和15年〕

主な受賞名〔年〕
日本学士院賞〔昭和54年〕「近代医学の史的基盤

経歴
東京大学伝染病研究所(現・医科学研究所)を経て、昭和24年千葉医科大学教授、27年千葉大学教授、43年学長。44年名誉教授となる。この間、日本細菌学会会長、ジュネーブ軍縮委日本政府代表顧問を務めた。著書に「ウイルスの世界」「病気とは何か」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川喜田愛郎」の解説

川喜田愛郎 かわきた-よしお

1909-1996 昭和-平成時代のウイルス学者。
明治42年1月29日生まれ。東大助教授をへて,昭和24年千葉大教授となり,43年学長。日本脳炎の研究などのほか,医学史研究にも力をそそぎ,医の倫理についても問題を提起。「近代医学の史的基盤」で54年学士院賞。平成8年12月6日死去。87歳。東京出身。東京帝大卒。著作はほかに「生物と無生物の間」「病気とは何か」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「川喜田愛郎」の解説

川喜田 愛郎 (かわきた よしお)

生年月日:1909年1月29日
昭和時代のウイルス学者。千葉大学教授
1996年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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