川崎反町村(読み)かわさきそりまちむら

日本歴史地名大系 「川崎反町村」の解説

川崎反町村
かわさきそりまちむら

[現在地名]矢板市川崎反町

富田とみた村の西、みや川とうち川の合流する沖積低地に位置し、会津中街道が南北に抜ける。古くは川崎村と称した。応永二八年(一四二一)八月一〇日の道珍跡配分目録写(米良文書)に、城南房に譲る分に「川崎薬師堂之民部僧都門弟一円」があり、この分は文安四年(一四四七)一〇月二三日の道義檀那職処分状(同文書)でも城南房分にみえる。塩谷氏の川崎城があり、戦国期には那須氏との攻防が繰返された。永禄九年(一五六六)一〇月二三日、松平弾正少弼は塩谷・川崎での働きに対し佐竹義重より官途状(写、秋田藩家蔵文書)を与えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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