川隈(読み)かわくま

精選版 日本国語大辞典 「川隈」の意味・読み・例文・類語

かわ‐くま かは‥【川隈】

〘名〙 (「かわぐま」とも) 川の折れ曲がって流れるところ。河流のいりくんだところ。また、川の深いところ。淵。
書紀(720)仁徳三〇年九月・歌謡「つぎねふ 山城川を 川泝(かはのぼ)り 我が泝(のぼ)れば 箇波区(カハクマ)に 立ち栄ゆる」
万葉(8C後)一・七九「こもりくの 泊瀬の川に 船浮(う)けて 吾が行く川の 河隈(かはくま)八十隈おちず よろづたび かへりみしつつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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