巣離(読み)すばなれ

精選版 日本国語大辞典 「巣離」の意味・読み・例文・類語

す‐ばなれ【巣離】

〘名〙
① 巣を離れること。特に、ひな鳥が成長して巣立つこと。巣立ち。
※羅葡日辞書(1595)「Examino〈略〉ハチガ subanareuo(スバナレヲ) スル」
子どもが成長して親もとを離れること。
③ 冬眠していた魚が、春になって活発に泳ぎ回り始めること。

す‐ばな・る【巣離】

〘自ラ下二〙 巣を離れる。ひな鳥が、はじめて巣から飛び立つ。巣立つ。
蜻蛉(974頃)中「よつにわかるる むらどりの おのがちりぢり すはなれて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android