工程做法(読み)こうていさほう(英語表記)Gōng chéng zuò fǎ

改訂新版 世界大百科事典 「工程做法」の意味・わかりやすい解説

工程做法 (こうていさほう)
Gōng chéng zuò fǎ

中国,清朝の工部が1731年(雍正9)に編纂,34年に頒行した官撰建築技術書。全74巻。大木(主体木構造),装修(造作),石・瓦・発券做法(アーチ),土の各工事について,それぞれ做法(技法),用料(用材積算),用工(工数積算)を詳述。大木では斗口(肘木(ひじき))の幅を基準寸法とする1~11等の比例寸法を用いる。《営造法式》と類似するが,細部の技法には極力簡略化,規格化がめだつ。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android