巴旦杏(読み)ハタンキョウ

デジタル大辞泉 「巴旦杏」の意味・読み・例文・類語

はたん‐きょう〔‐キヤウ〕【×巴旦×杏】

スモモの一品種。実は大形で先がとがる。とがりすもも。牡丹杏ぼたんきょう 花=春 実=夏》「ひとかごの暑さ照りけり―/竜之介
アーモンド別名

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精選版 日本国語大辞典 「巴旦杏」の意味・読み・例文・類語

アメンドウ【巴旦杏】

  1. 〘 名詞 〙 ( [ポルトガル語] amendoa (単数) amendoas (複数) )[ 異表記 ] アメンドース(複数形から)
  2. アーモンド
    1. [初出の実例]「巴旦杏(アメントウ)八擔杏」(出典和漢三才図会(1712)八六)
  3. 植物からもも(唐桃)」の異名。〔大和本草(1709)〕

はたん‐きょう‥キャウ【巴旦杏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. スモモの栽培品種果実球形で先がとがり、果皮白粉を帯び、初め深緑色で後に紅紫色になるものと、熟後も青いものがある。果肉黄色で甘い。とがりすもも。《 季語・夏 》 〔物品識名(1809)〕
  3. 植物「アーモンド」の漢名。〔和漢三才図会(1712)〕

アマンド【巴旦杏】

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語] amande ) =アーモンド
    1. [初出の実例]「橄欖(オリブ)、杏実(アマンド)果樹園も」(出典:ふらんす物語(1909)〈永井荷風〉祭の夜がたり)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「巴旦杏」の解説

巴旦杏 (アーモンド・アメンドウ;ハタンキョウ)

学名Prunus communis
植物。バラ科の落葉小高木,薬用植物

巴旦杏 (ハタンキョウ)

植物。李の変種

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