巻掛け伝動(読み)まきかけでんどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「巻掛け伝動」の意味・わかりやすい解説

巻掛け伝動
まきかけでんどう

機械駆動軸回転従動軸に伝達する場合,それぞれの軸にプーリー (滑車) をつけて,これにベルトロープチェーンなどのように屈曲自由なもの (巻掛け媒介節という) を張り渡して伝動すること。機構が簡単で比較的騒音も少いので,特に2軸間の距離が長いときに利用される。ベルトやロープによる場合は,それらの摩擦力で伝動されるため歯車伝動のように回転比を正確に保つことはできないが,過負荷になるおそれがない。 (→チェーン伝動 , 伝動ロープ , Vベルト )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android