巻替(読み)まきかえる

精選版 日本国語大辞典 「巻替」の意味・読み・例文・類語

まき‐か・える ‥かへる【巻替】

〘他ア下一(ハ下一)〙 まきか・ふ 〘他ハ下二〙
① 新しく別なものを巻く。また、ほどいて別なものに巻きつける。
万葉(8C後)一一・二八三〇「梓弓弓束(ゆづか)巻易(まきかへ)中見さしさらに引くとも君がまにまに」
相撲で、相手の差し手の中に手を入れ、有利な体勢に持ち込む。

まき‐かえ ‥かへ【巻替】

〘名〙
① 新しく別なものを巻くこと。
※愛国者たち(1972)〈藤枝静男〉「太子に繃帯の巻き替えと創口の縫合を願い出るとにべもなく拒絶された」
② 相撲で、相手の差し手の中に手を入れ、有利な体勢に持ち込むこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android