ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「市川猿之助(2世)」の意味・わかりやすい解説
市川猿之助(2世)
いちかわえんのすけ[にせい]
[没]1963.6.12. 東京
歌舞伎俳優。屋号澤瀉 (おもだか) 屋。1世市川猿之助の長男。本名喜熨斗 (きのし) 政泰。 1919年外遊して春秋座を興し,菊池寛作『父帰る』や創作舞踊『虫』などを上演,常に歌舞伎界の第一線で活躍した。晩年は猿翁と改名し第2次世界大戦後劇壇の重鎮となった。
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