市村正親(読み)いちむらまさちか

知恵蔵mini 「市村正親」の解説

市村正親

日本の俳優。1949年1月28日、埼玉県川越市生まれ。舞台芸術学院卒業後、俳優・西村晃の付き人を経て、73年に劇団四季ミュージカル「イエス・キリスト=スーパースター」で俳優デビュー。翌年同劇団に入団し、80年代の看板俳優となる。83年には芸術選奨文部大臣賞新人賞を受賞した。90年、劇団四季を退団。以降、様々な舞台に出演し、日本を代表する舞台俳優と称されている。2002年、芸術選奨文科大臣賞を受賞し、07年には紫綬褒章を受勲。11年のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」(明智光秀役)や、12年・14年の映画「テルマエ・ロマエ」シリーズ(ローマ皇帝ハドリアヌス役)など、テレビや映画にも多数出演している。05年に女優の篠原涼子と結婚。14年7月27日、初期の胃癌であることを発表、出演中だったミュージカル「ミス・サイゴン」を休演することとなった。

(2014-7-30)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市村正親」の解説

市村正親 いちむら-まさちか

1949- 昭和後期-平成時代の俳優。
昭和24年1月28日生まれ。舞台芸術学院でまなび,昭和47年劇団四季のオーディション合格,ミュージカル「ジーザス・クライスト=スーパースター」でデビュー。「キャッツ」「オペラ座怪人」「ミス・サイゴン」などに出演,ミュージカルスターとして活躍。平成17年篠原涼子と結婚。21年「キーン」「ラ・カージュ・オ・フォール」で朝日舞台芸術賞秋元松代賞。22年「炎の人」の演技紀伊国屋演劇賞,読売演劇大賞最優秀男優賞。23年岩谷時子賞特別賞。埼玉県出身。川越商卒。

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