市法商買(読み)しほうしょうばい

精選版 日本国語大辞典 「市法商買」の意味・読み・例文・類語

しほう‐しょうばいシハフシャウバイ【市法商買】

  1. 〘 名詞 〙 寛文一二年(一六七二)から貞享二年(一六八五)にわたる長崎貿易仕法。白糸割符商法の廃止による生糸の価格騰貴を制限するため、長崎奉行監督下に市法会所を設け、すべての輸入品をこの会所を通じて購買入札したところからいう。
    1. [初出の実例]「市法商売の節長崎浮銀を以糸被召上候」(出典:華蛮交市洽聞記(1801‐04)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android